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■ コンピュータ                                2012.2.122012. 9.15



将棋の名人にコンピュータが勝った、報道で知りました。
その世界では大変な出来事なんでしょうが。

私の受けた実感では、「えっ今ごろ」そんな印象で。
もうとっくに済んでいるような、追い越されているような、そんな感じでいました。

コンピュータの頭脳は、すでに人を超えていると思っていました。
素人ってこんなもんですね、コンピュータに携わる人に嘆かれそうです。

コンピュータが人と同じになる時、人を超える時。
以前、誰かが言っていました。

それは
コンピュータが人と同じ様に、愛する心を持った時。

好きになる対象は人それぞれ色々で、異性だったり仕事であったり、時には趣味だったり。

もう何十年も前のことです。
あの頃、FMラジオをよく聞いていて、車の中とか家でも。

DJがリスナーの質問に答えながら音楽を流していく、良くあるパターンです。
ほとんど聞き流していて、その場限りで後に残る話はないのですが、いまだに忘れられない質問がありました。

「人を好きになるって、どういう気持ちになるんですか」

今でいえば、SMAPとかEXILEのメンバーみたいな人がDJをしていて、さらりと受け答えをしていましたが。
10代後半の女性のこの質問に
言葉が出なくなり、「えーっ」て云ったまま言葉に詰まり、しばらく黙ってからやっと返事をして。

「まだ若いし、これから好きな人ができると思うから、その時の楽しみにしておきましょうか」

大体こんな感じだったと思います。
返事をした人、そんなに歳でもなく人生経験も十分に有るとも思えないのに、さすが見事に答えました。

コンピュータなら何と答えたでしょうか。

これは
音楽にも共通していて、プロとアマを問わず根幹に有るものと思われます。

「好きだ」
そこから何かが始まりそうです。