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■ SAT                                       2008.6.2008.12.29



「100回の訓練より1回の現場、1回の現場の為に100回の訓練。」

警察特殊部隊SATの指揮官が、TV番組出演中に話した言葉です。
何気なく聞き流して。。。 ハッとしました。

気負いのない語りからサラリと出た言葉。
プロの凄さですね。

百戦錬磨とはこの様な人のことを云うんでしょう。
豊かな経験と実績から生まれる優れた判断力。
一つ間違えば自身と隊員の生命に関わるのですから、大変な仕事です。

ま、こうなれる人は氷山の一角
強靭な精神力と体力が備わった一握りの人達ですけどね。

普通我々は、「名もなく貧しく美しく」 と映画のタイトルの様な人生で。
せめて心くらい美しくあろう、と頑張っているのは皆さんも同じですね。
きっと。

近頃思うのは
仕事は何でもいいんだ、という事。

何でもいいから、今自分に出来る事を自分の能力の範囲で果たす。

これでいいんだ、それしか出来ない、それ以上は無理。
なんですから。

「友が皆、我より偉く見える時なり。」

確か、武者小路実篤の言葉と記憶しています。
初めて目にしたのは20代中頃のころ。

こんな凄い人でもそうなんだ、なら自分なんか当たり前。
と、ほっとしたのを覚えてます。

普通は、どんな道を選んでも死ぬわけではないし。
そんなに無理して頑張らなくても普通に生きていれば、そこそこ幸せになれる様な気がするんですけど。

でも、そうなんですよねぇ、上を見ちゃうんですね。
どうしても自分より上の人に目が行って、羨ましくなったりして。

で、私は幸せの為に一つだけ努力している事があります。

いつも、自分は幸せだと思う様にする事。
不幸だと思うと不幸が寄って来て、辛いと思うと何をしていても辛くなる様な気がして。

ところで冒頭の言葉、音楽の世界に置き換えると。

「100回の練習より1回の本番、1回の本番の為に100回の練習。」

と云う事になりますが、大変な事ですね。

大丈夫かな!