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■ メトロノーム その2                              2008.4.2008. 4. 8



桜の花も終わりそうです。

皆さんはお花見、どんな感じでしたか。
木の下でお弁当を食べながら楽しむ人、歩きながら見過ごす人。

4月6日、花見に行ってきました。
いつも 花よりダンゴって云う感じなんですけど。

この日は、離れて見る桜の美しさに気づき 暫く眺めていました。

樹形が見事で
自然そのままが美しい木だったんですね。

今日は、前回に続きメトロノームについて考えてみます。
正しいテンポ感を養う為にメトロノームを使用する事は前回お話しました。

他に、音楽の表現に行き詰った時にもメトロノームは有効です。

練習しているうちに、
どう音楽を表現していいか分からなくなり、弾けば弾くほど取って付けたような音楽になってしまう。

特に、ロマン派の音楽の様にメロディックと云いますか、叙情的な曲を練習していて
この様な経験をした事はありませんか。

私の場合、こうなってしまう原因の多くは
考えすぎ、作りすぎ。
いい演奏をしようという思いが先走る時です。

いわゆる、頭で演奏している状態ですね。

こんな時は原点に帰りメトロノームを付け、何も考えずそのまま弾いてみます。
スゥーッと見えて来たりする事が良くあります。

無心に、
自由な心のままにイマジネーションを広げて行くと、
見えて来るものがあります。

桜の樹形も、作って作れるものではないですよね。

あまり考えないで
時には、心のままに物事を見るのも大切かな。
と、そんな気がします。