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■ 先生の思い出                                 2008.3.2008. 3. 5



春ですね。

月日が過ぎるのは早いもので、もう春になったという感じがします。
梅の木に蕾が付き始めたと思ったら
咲き始めて。

デジカメを買ったら梅の花を撮って、新緑を撮って、秋にはコスモスと紅葉。
買わないうちが花でした。

カメラを手にしてから1年半、撮影はおろかカメラを手に眺め回すことすらしなくて。
自分には
ギター " しか " ない事を思い知りました。

恩師であります小原安正先生のお言葉の中に、今でも心に残る文言がいくつか有ります。
その中で特に印象に残る忘れられない言葉の一つです。

「でも、しか、先生になってはだめだよ。」

ギター " しか " 無いからギターを選び、他に出来る事が無いからギター " でも " やってみよう、
と安易な気持ちでギターのプロになってはいけない。
この様な人はプロとして認められない、という意味でお話されたと記憶しています。

" でも " の方は私には当てはまらない様に思いますが、
" しか " は残念ながらそのままピタリの気がします。

もしかして、両方当たってたりして。

先生に今この話をしたら
笑って認めて頂ける様な気がします。

一言も発せず、ただ笑って。
君はそれで良いんだよ。
あの笑顔を見せてもらえる様な気がします。

何故か、急に思い出して。

もう会えないんですね。

もう少し我が儘をしていれば良かった。