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■ メトロノーム                                   2008.22008. 2. 1



1月27日、今年最初の合奏練習がありました。

総勢18名で始まりましたが、まだ迷っている人もあり増えるかもしれません。
この中から何人かが本番に参加します。

今回練習したヘンデルのサラバンドは、
セゴビアがギターソロに編曲し演奏してからギターファンにも広く知られる様になりました。
秋のコンサートでは4パートにアレンジして合奏の1曲目に演奏します。

テンポが遅く音が少ない事もあり、1回目の合わせで珍しく音だけは合い。
初歩的な音楽の表現に触れる事も出来て
ま、良い方ですね。

そこで
日ごろ気になっている、メトロノームについて考えてみました。

合奏にメトロノームは必需品ですが、使い方を誤ると悪影響になる事もあります。
人の心、感情はいつも揺れ動いていて
とてもメトロノームの様に機械的と言う訳にはいきません。

メトロノームに合わせて弾く音楽は、ともすると非人間的になりやすく。
合奏の練習に使用する時はテンポを約束する程度にして、
テンポを確認したらメトロノームを外して練習する位が良いでしょうね。

正確なテンポで弾ける様になったら、なるべく早くメトロノーム無しで練習することをお薦めします。

決まりきった演奏は
もしかすると面白くない音楽になるかもしれません。

ま しかし
当世、決まりきった最小限のルールも守れない怖い話が多くなりました。
プロとして最小限のルールを逸脱して、プロ以前の話ですよね。

何を信じて生きればいいのか分からなくなってしまいます、安心して食事も出来ないなんて。

でも、
音楽は人を裏切らないかな。

自分の思う様に楽器を演奏するのは難しく、至難の技ですけど。
練習した分には相応に答えてくれるみたいです。

音楽と共にある時を、幸せな気分で過ごせれば。

いつか振り返ったとき。

いい人生だったと思えるかもしれませんね。